ソウル。秋山元治（坂口憲二）はセスナ機に乗りアクロバット飛行を楽しんでいた。その頃、日本人初の有人シャトル打ち上げのため機関“ＪＡＳＤＡ”の資金をとりまとめる、投資銀行のディレクター・仁科玲子（黒木瞳）は暴漢に追われ、逃れようとして駆け上がったビルの屋上から転落してしまう。そして、空に舞う二人の姿が、空中でシンクロし…。 気がつくと玲子はビルから転落したはずの自分が生きていることを発見し、ふしぎな感覚で目覚めていた。 その日の夜、秋山と玲子はあるパーティーで運命的な出会いをする。ふたりは神秘的な会話を交わして別れるが、お互いにふしぎな印象を残すのだった。